宮城県の女川町、石巻の隣にある小さな町。
2011年のあの日、女川港一帯も津波に飲まれ壊滅した。
当時、女川町観光協会のマスコット「シーパルちゃん」のブログがあった。
3月11日、いつのようにブログは更新された。
アップされた写真は、雲ひとつ無い青空の下、女川港の静かな朝の様子。
しかし、このブログはこの更新からずっと止まったままだ。
翌日から、このブログに多くのコメントが寄せられているが、管理者からの返信は無い。
Today 's 女川
毎日更新マリンパル女川から「女川の朝の写真」を撮影!!
その後、女川町観光協会は、2013年に「シーパルちゃん」のFacebookを立ち上げている。
しかし、止まったままのブログを消すことは無かったようだ。
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被災地の人々も、大きな悲しみを乗り越えて、復興に向け懸命に努力してきた。
女川町観光協会のHPを見れば、その努力が伺える。
女川町では、毎年3月「津波伝承 女川復幸男」を開催する。
「津波が来たら高台へ逃げる」という津波避難の基本を、後世に伝え続けるための企画だ。
一過性のイベントではなく、年中行事として民族伝承となるように育てたいとのこと。
おながわたび|女川町観光協会公式情報サイト
女川町観光協会公式情報サイト「おながわたび」。女川町観光協会がお送りする宮城県牡鹿郡女川町の観光、食、文化、イベントなどを発信しています。
津波伝承 女川復幸男 – おながわ春のまつり
東日本大震災に伴う津波避難の大切さを伝承するため、「津波伝承 女川復幸男」を4年ぶりに開催いたします。いつ何時も「津波が来たら高台へ逃げる」という津波避難の基本を、何かの形で後世へ伝え続けたい…、一過性のイベントではなく年中行事として続けて...
この女川町の考え方、3.11から学んだことの中で、最も大切なことのように思う。
一方、3.11で大きな被害を出した原発はどうだろう。
福島第一原発では、廃炉に向けて先行きがまったく見えないようだ。
再稼動反対デモは一時期の勢いが無くなり、国会での議論もあまり聞かれなくなった。
3.11から5年経ったのだが、原発の方は学ぶべきことがまだたくさんあるようだ。