里塚の液状化箇所が1970年代は田んぼだった空中写真を見る方法

里塚地区の液状化箇所は、田んぼを埋め立てて造成したとの報道がありました。我が家が立っている場所が、昔どのような地形だったのか、気になる人も多いと思います。地理院地図の2画面機能を使えば、現在と昔の航空写真をピンポイントで比べることができるので、その方法を紹介します。

まず、googleで地理院地図と検索し開きます。すると日本地図が表示されます。

次にマウスのセンターホイールをくるくる回すなどで、見たい地域がズームアップします。液状化した札幌市清田区里塚地区をズームアップすると、このように表示されます。

画面右上の「機能」ボタンをクリックし、出てきたリストの「ツール」をクリックします。さらにリストが出るので、下から2番目の「2画面表示」をクリックします。

すると同じ地図が2つ並んで表示されます。左画面の左上にある「情報」ボタンをクリック。するとリストが出るので「空中写真・衛星画像」をクリックします。

いろいろ年代が書かれたリストが出ます。里塚地区の場合は「1974年~1978年」をクリックします。すると、地図が空中写真に変わります。

どの年代の写真が見られるかは、地域によって違います。里塚はこの年代が一番古かったということです。

リストを表示しているウィンドウが邪魔なので、「×」をクリックして非表示にしましょう。

右に現在の地図、左に昔の空中写真が並びます。右の地図を動かせば、左の写真も同じように動きます。マウスの左ボタンを押しながら動かして見てください。ズームも左右同時です。

どちらの画面にも中央に「+」の表示があります。この「+」は中央から動かないので、右の地図の場所が、左の空中写真のどの場所かが分かります。

上の写真の「+」の場所は、今回の液状化で道路が陥没した場所です。左の写真を見ると、1970年代は沢地に作られた棚田のような場所だったことが分かります。

ちなみに、右の地図画面の「情報」ボタンを押すと、リスト一番上に「平成30年北海道胆振東部地震」があるのでこれをクリック、リストが変わると「被災前最新写真」をクリックすれば、被災前の空中写真になります。

地理院地図は、いろいろ機能が増えて進化し続けているので、是非使って見てください。