旭川スタルヒン球場はヤンキースタジアムのようにサッカー場にできるの??

北海道にはJリーグ規格の競技場が少ない

北海道にあるJリーグ規格スタジアムは、北海道コンサドーレ札幌のホームでもある札幌ドームしかありません。その他には、札幌ドーム以外にも、札幌厚別、函館千代台、室蘭入江でJリーグ公式戦が行われた実績がありますが、いづれもJリーグ規格を満足してはいないのです。

北海道の中核都市である旭川市、帯広市、釧路市では、これまでJリーグ公式戦が行われていませんでした。理由はJリーグ規格を満たす競技場が無いからです。

コンサドーレは、札幌を中心に北海道全域をホームタウンとしているのですが、札幌まで行かなければ、ホームチームの試合を生で見ることができないのです。ちなみに、花咲ガニが美味しい根室市から札幌までは約470kmの距離があります。これは、東京-京都とほぼ同じ距離です。

北海道は九州の2.3倍もの面積がありますし、札幌に簡単に行けない地域に暮らす人たちが多いのです。

旭川でJリーグやるならスタルヒン球場しかないかも

旭川は人口34万人、総生産1兆円にものぼる北海道第2の都市ですが、Jリーグを入りを目指すクラブチームも無く、新たなサッカースタジアム建設の話もありません。

では、この旭川でJリーグを開催するのは無理なのでしょうか?

そんなことは無いと思います。旭川には、プロ野球日本ハムも公式戦を行うスタルヒン球場があります。

ここは2万5千人を収容できるし、ナイター設備まであります。おまけに使用料がメチャクチャ安いです。電光掲示板が野球専用というのが難点ではありますが・・・。

旭川なら札幌からのアクセスも良く、道北や道東方面からも比較的近いので、観客数も増えるように思います。

旭川でJリーグやるなら、いまのところスタルヒン球場しかないでしょう。

 

ランパード、ビジャ、ピルロも野球場でプレーする時代

野球場でプロサッカーなんて聞いたことないと思うかもしれませんが、北米のメジャーリーグサッカー(MLS)に参加しているニューヨークシティFC(NYCSC)のホームスタジアムは、野球の聖地ヤンキースタジアムです。

NYCFCにはビジャ、ランパード、ピルロなどのスタープレーヤーが所属し、彼らは野球場でプレーしていたのです。

ヤンキースタジアムをサッカー仕様にするとこうなります。


出典:http://nycfc.io-media.com/web/index.html

実際に見たことはないのですが、ヤンキースタジアムではサッカー仕様にする時、全面的に芝を張り替えるようです。ほとんど手作業に近いらしいです。入れ替え費用は不明ですけど。

もはや、野球場はサッカー場にあらずという固定した考えは、古いのかもしれませんね。

 

旭川スタルヒン球場にJ規格サッカー場を入れてみた

ヤンキースタジアムのように、旭川スタルヒン球場がサッカー場になるのかやってみました。


なんとか入りましたけど、ゴールラインからの余裕幅が足りないかもしれません。それに、コーナーキックもやりにくそうです。外野スタンドを少し削らないとだめでしょうか。

それから、実際にやるとなれば、マウンド削って内野に芝を張ったり、バックネット降ろしたりと準備が大変そうですが、一日800万円とも言われる札幌ドーム使用料に比べると、それにかかる経費はムチャクチャ高いようにも思えません。

地元建設業者が安く工事してくれる可能性もありますし、旭川市や地元サッカー協会も全面的にバックアップしてくれるはずです。

全国各地に地方球場(野球場)は有りますが、今後は老朽化で改修工事や建て替えが増えてきそうです。

その際には、サッカー場としての利用も考慮して、施設形状を検討することもアリかなと思います。